ご購入前に
必ず「最後まで」ご確認ください
※以下:
生き物・人間・ペット・植物等のことを、すべてまとめて「動植物」と表記します。
※以下:
お客様に行っていただく念入りな洗浄・あく抜き・塩抜き・殺菌消毒などのことを「再処理」と表記します。
はじめに...
流木日和の流木をご検討いただき、誠にありがとうございます。
私ども流木日和でも「熱帯魚・メダカ・エビ・シュリンプ・水草・苔」などを販売している流木とともに飼育しております。
その中で、「日々大切に育てている命の成長や繁栄の楽しみ」と「流木の存在感の素晴らしさ」の、その両方ともを強く感じております。
皆さまが大切に育てられてい動植物の「大切な命」のためにも、できる限り詳しいご案内やご注意点を本ページに掲載させていただいております。
長くなってしまい恐れ入りますが、ご注文前・ご使用前に、このページを必ず、最後までご確認ください。
流木日和の選別や下処理だけでは万全ではない場合も考えられます。
商品到着後は、このページに記載している一例のような、念入りな「洗浄・あく抜き・塩抜き・殺菌・消毒」など、お客様の使用目的や環境に適した流木になるよう適切な再処理を施していただき、最終的に適しているかどうかを必ず確認してください。
使用する場合には、すべてお客様ご自身の責任におかれましてご使用をお願いいたします。
なお、お客様の使用環境に適さない場合や問題がありそうな場合、それら恐れのある場合には使用せず、既に使用中の場合にはすぐに中止してください。
主な動植物との利用ケース(アクアリウム・熱帯魚・水槽レイアウト・水草・テラリウム・コケリウム・ビオトープ・園芸ガーデニング・魚類 /
爬虫類 / 両生類 / 鳥類 /
昆虫 など)は、様々なケースがあるかと思いますが、どのようなものであっても「何らかの動植物と共に使用する場合」には、再処理と安全性の確認を必ずお願いいたします。
なお当店では、流木の強度や劣化具合は一切考慮しておりませんうえに、流木の樹種(木の種類)もわかりません。
(私どもは動植物に詳しくございませんため正確なことはわかりませんが、樹種によってはその動植物に好ましくない可能性のある木(一例として、虫の飼育には好ましくない可能性が考えられる
"いわゆる防虫効果" があると言われるヒノキやクスノキなど)も存在しますこと、ご注意ください)
(また、ペットなどの動植物だけでなく人間が触れるような場合も含め、流木の破損時や劣化時にケガをする恐れのある使用方法・人やペットが頻繁に触れる状態での使用・デリケートな動植物との使用・食器や調理器具やそれらに類似するような使用は避けてください)
人間はもちろんですが、それ以外でも、高価・高額な動植物との利用や、不調や失敗が絶対に許されない場合のほか、お客様自身で必要な再処理を施せない・安全性の確認とその判断ができない・その動植物や環境に適しているかわからない・適した使用方法がわからないような場合には、誠に恐れ入りますが、念のためご購入やご使用をお控えいただければと思います。
そのような場合には、当店の流木ではなく、専用に販売されている安全な商品(強度・樹種・安全性などがわかる他社市販品や専用品)をご利用いただければ幸いに存じます。
流木日和の流木により、動植物のケガ・病気・死亡・枯れ・不調などについての補償はいたしかねます。
これらを含め、いかなる損害が発生したとしても、流木日和では責任を負いかねますこと、あらかじめご了承ください。
流木日和では、海からの "素晴らしい贈り物" である流木を、安全かつ末永くご愛好して頂けることを、切に願っております。
1【沈水流木 商品】の下処理
2【その他(沈水流木以外)の流木】の下処理
主な処理方法(1)
煮る・煮沸
大きめの容器(鍋・底深のフライパンなど)で「煮る・煮沸」する。
色が濁ってきたりアクなどが出てきたら水を替えて再煮沸。
(※流木日和が飼育している水槽内の流木の最終処理は主にこの方法です)
主な処理方法(2)
市販のあく抜き剤
ホームセンターや熱帯魚ショップにある「流木のあく抜き剤」を使用する。
市販のあく抜き剤を使用することで「安価」で「効率」の良い「あく抜き処理」が期待できます。
追加で行う慎重な処理
上の方法に加え、大きめの容器(鍋・頑丈で熱に強いバケツや衣装ケースなど)に、水やお湯を張って長期間沈めておく。
色が濁ってきたら水を替える、を繰り返してください。
必ず行う洗浄
丁寧な洗浄は、必ず行ってください。
方法1 煮沸
方法1の「煮る・煮沸」では、煮沸することで樹脂(木タールなど)が溶け出す可能性もあるため、その個体・樹種・使用目的・状況等によっては煮沸処理が適さない場合もございます。
方法2 あく抜き剤
方法2の「あく抜き剤」以外で、一般的な「重曹」でもアク抜き剤と似たような効果が期待できますが、重曹は水質に影響を与えてしまう懸念もございます。
(市販のあく抜き剤の有効性・安全性・使用方法については、個々の商品よっても違うかと思いますので、ショップ・販売元・製造元などでご確認ください)
あく抜き / 塩抜き
あく抜きや塩抜きでは、これらの方法を複数かつ長時間(長期間)行うことで、より強いアク抜きや塩抜きが期待できます。
殺菌
殺菌が主に期待できるのは、方法1の煮沸処理になります。
(※煮沸もすべての菌を殺菌できるものではございませんが、短時間よりも長時間の煮沸を行う方が殺菌を見込めます)
色素(水の着色)
水中に流れ出る流木の「色素(水の着色)」は、完全に除去することが難しい場合もございます。
この色素自体については、魚などの生体への影響がほとんどない場合が多いとされていますが、水への着色が気になる場合には「活性炭などの吸着系ろ材(活性炭フィルターなど)」を使用することで、着色をある程度抑えることができる場合があります。
各処理の最後 / ほか
各処理の最後や使用前には、綺麗な水に一定期間沈めたり、もう一度丁寧に洗浄してください。
また、例えばアクアリウムの場合、普段の水替えの時と同じように「水道水に含まれるカルキや重金属などを抜いた水(中和した水)」や「飼育水を入れたバケツ」などに一度沈めたり、それらの水で最終的な洗浄をするとさらに安心です。
ほかに、主にアクアリウムなどでは、メインの本水槽で使用する前に「本水槽の水を使用した別水槽にパイロットフィッシュとしての生体と流木を一緒に入れ一定期間チェック」すると、より万全に近い念入りな確認ができる場合もあります。
(※流木の個体、生体の種類・環境・状況によっても異なります)
ご注意(1)
洗剤・石鹸・アルコール・消毒液・その他有機溶剤などが含まれるもので洗浄・下処理・お手入れ等はしないでください。
ご注意(2)
容器によっては、熱湯が適さない容器・水やお湯を張る状態が適さない容器・ついた汚れが落ちにくい容器などもございます。
ご注意(3)
必ず、汚れていない綺麗な容器をご使用ください。特に、鍋やフライパンなどを使用する場合には、油や汚れなどが残っていないか注意が必要です。
ご注意(4)
お湯・熱湯・火の取り扱いには十分ご注意ください。
上記は、一般的に知られている流木の主な再処理方法・下処理方法(あく抜き・塩抜き・殺菌の方法)の一例です。
天然の流木素材は、この世の中に同じものが存在しない、大自然からの「素晴らしい贈り物」です!
それらをご購入者様に安心かつ完全、そして活用的に使用していただきたく思い、流木の再処理等に関しての大切なご案内をさせていただいております。
流木日和では、見た目の綺麗な流木を海で採取し、下処理をある程度施してから販売しておりますが、これらは万全や安全性をお約束するものではございません。
また、一言に「流木」と言いましても、「木の種類・漂ってきた経緯・落ちていた環境・経年程度」などによっても、その流木個体は様々です。
お客様が実際に使用する目的や環境、動植物(主に魚類・両生類・爬虫類・鳥類・昆虫のほか、色々な生き物・植物)の種類やパターンも様々です。
このため流木個体・使用目的・使用環境・動植物の種類などによっては流木日和の下処理だけでは「不十分」であることも当然考えられますし、木の種類・付着物・含有物・採取するまでの流木の環境等に関しては、流木日和では判断することができません。
一般的なハンドクラフト・工作・DIY・インテリアなどでお使いいただくために「洗浄処理・熱湯処理・乾燥処理・(沈水処理は沈水流木商品のみ)」をある程度施した状態での販売をしておりますが、無菌状態での管理や殺菌滅菌包装をしているわけでもございません。
乾燥処理~保管~梱包~発送の各段階においても、どうしても空気中のチリやホコリ、手袋などについている雑菌、時期や気候によっては「花粉・黄砂」など何らかの不純物等が付着してしまう可能性も当然ございます。
また、アクアリウムやビオトープなどの「水をはった水槽」等でお使いの場合には、流木の「アク・色素・木の成分」などによって水が着色してしまったり水を汚染してしまったりすることもございます。
(水の濁り・色素の流出・着色は店頭販売されている「あく抜き済み流木」と呼ばれるものにも、少なからずあることですが…)
主にアクアリウムにおける「あく抜き処理の必要性」については、その成分が個体によっても不確定な「アク」に関しては管理者の主観によるものが多いようで、あく抜き処理の「必要・不必要の意見は様々ある」ようです。
(川流木の場合は、魚に好影響を与える要素を下処理によって殺してしまうとの理由や、バクテリア・pH・硬度などの観点から、あく抜き等はしない方がいいと考えている方もいらっしゃるようです。流木日和としては、川や海などの採取地に関わらず下処理を施す方が良いと考えておりますが…)
いずれにいたしましても、流木日和の流木は「すべて海の流木」になりますので、動植物と一緒にお使いになられる場合には、どうしても「塩抜き・あく抜き・殺菌などの処理」が「必要」になってしまいます。
また、海流木は海を漂ってくるという性質上、沈水処理をしていない流木や乾燥させた流木は、ほとんどがそのままでは沈みません。
このため、再処理含めすぐに水に沈めたい場合には、沈水流木販売の「濡れたまま発送」をご希望いただくと、乾燥状態からよりも早期に水に沈む可能性が高いかと思います。
(なお、沈水流木で「乾燥後の発送をご希望」の場合、流木日和で沈水されていた際の水分を乾燥で一度飛ばすことによって、お客様の環境に適した水分を芯まで吸わせることができるというメリットがございます)
以上をご理解ご了承いただきましたうえで、海からの「素晴らしい贈り物」である流木を、皆さまに末永くご愛好していただけることを切に願っております。
最後に、流木日和が飼育している水槽やガーデニングでの沈水流木を、少しだけ写真でご紹介します。
多種多彩な流木活用の際に、「もし、何らかの参考になれるようなことがあれば」と考えております。